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障害種別お知らせ

【12.10.31】あの日を忘れてはならない

きょうされんの会長声明を紹介します。

わたしたちは10・31を忘れまい

-第36次国会請願署名・募金運動全国キャンペーンのスタートにあたって-




2012年10月31日

きょうされん理事長  西 村  直




 7年前の2005年10月31日、障害者自立支援法が障害のある人々の声を無視して強行的に成立した。

わたしたちは決してあの日を忘れまい。




 それから一年後の2006年10月31日、「出直してよ!障害者自立支援法 10・31大フォーラム」に15000人が集い、それから毎年のように幅広い障害団体がこのフォーラムに結集している。

 2009年の大フォーラムでは、当時の厚生労働大臣が、この集会に参加した大勢の面前で自立支援法の「廃止」を約束した。

 わたしたちは、その言葉を決して忘れまい。




 自立支援法違憲訴訟団との基本合意を反故にし、内閣府のもと総合福祉部会がまとめた「骨格提言」を蔑ろにし、自らの公約のほとんどを放棄した政権は今、その支持基盤を失いつつある。

 しかし、歴史の歯車は後戻りができない。

 だから今、わたしたちは障害者権利条約という羅針盤に従い、障害のある人々が障害のない人々と平等に諸権利を享受できる社会づくりに向けて、多くの諸団体との結びつきと市民の支援の広がりを築くため、新たな一歩をこの日、10月31日から歩み始めようではないか。




 「自立支援法」でもその焼き直しでもない、「骨格提言」に基づく法制実現への歩みが今日から始まる。



※残念ながら、毎年開催されていた10.31の大集会は開催されませんでした。
 しかし、障害者が人間らしく生きること自体を「益」とする障害者自立支援法が成立した日を、みなさん一人一人が複雑な思いで過ごされたと思います。福祉労働者として、「権利としての福祉」を取り戻すたたかいをこれからもすすめましょう!

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