
原発事故で介護人材が流出
避難で多くの職員が退職シルバー新報(10/26号)
福島県老人保険協会の調査によると、震災以降子育て世代にあたる20〜40代の女性職員を中心に避難を目的にした退職が100名(2%)を超え、職員確保が「極めて困難」と答えている施設が8割を超えているとのこと。ある施設では新卒者を毎年募集しているが、応募はゼロ。介護福祉士の養成校自体が定員割れに加えて避難のため休学している学生もいた。大学病院の看護師ですら看護師が集まらないと悲鳴をあげるなか、看護師があつまらないという理由で減算請求せざるをえないそうだ。(以上:シルバー新報10/29より抜粋)
原発が大きな選挙の争点になっています。「続」「脱」「卒」「反」・・・。
しかし、争点はそれだけではありません。原発事故はその影響も収束していないのです。いまも大変な状況におかれている福島の介護の現場・福祉の現場に対して、いますぐ何ができるのか。何をするのかを明確にしなければならないのではないのでしょうか。
明日から12月。TVでもきらびやかなイルミネーションが紹介されていますが、そのたびに心がチクリと痛むのはじぶんだけでしょうか。(國米)